G-project|株式会社地球の芽


メールマガジン一覧

実績一覧


vol.88 2011年4月号

----------------------------------------------------------------
 ◆◇◆◇◆◇◆ 小舟木エコ村ニュース  第88号 ◆◇◆◇◆◇◆

            -2011年 4月 4日-

--ごあいさつ----------------------------------------------------

    2011年3月11日の東日本大震災により犠牲となられた皆様に、
             心よりご冥福をお祈り申し上げます。

        また被災された方やそのご家族の皆様に対しまして、
                心よりお見舞い申し上げます。

----------------------------------------------------------------

 いつも「小舟木エコ村ニュース」を読んでいただき、
 ありがとうございます。地球の芽です。

 義援金活動など、できることをおこなっておりますが、
 現地の方々の直面する苦しみの大きさを考えると言葉を失います。


 比較的影響が少ない滋賀においても、天災、そして人災のリスクと
 常に隣り合わせであることを再認識せざるを得ません。

 人災の面では、
 「一部の地域に多大なリスクを背負わせるのと引換えに
  われわれは豊かな暮らしをおくっている。」

 という現実に一人一人が向き合うきかっけを与えてくれましたが、
 その代償はあまりに大きいものとなってしまいました。

 CO2削減という切り口だけでは見えてこなかったエネルギー問題の
 本質が広く社会に露呈しました。

 人間性を阻害するシステムはいずれ淘汰される。
 そのことは歴史が証明しています。

 エネルギー問題をはじめとした地球環境問題に対する一般の視点も、
 新たな段階に入ることは間違いないと思います。

 誰しもが豊かな人間性をはぐくむことができる暮らしを支える
 エネルギーとして、自然エネルギーの可能性に新たな
 光があたるような気がします。

 滋賀県も農業用水も汚水排水インフラもその多くが電力頼みで、
 今回の人災は決して他人事ではありません。

 震災後、小舟木エコ村の住人のKさんが、

 「最近どこの家も電化されているでしょう。うちもそうなんだけど。
  でも、エコ村の自治会館には薪ストーブがあるでしょう。
  停電になってもみんなで暖をとれるからいいな、と思って。
  災害の時にも安心だな、と話していたんですよ。」

 と仰られていました。

 たとえば避難所に薪ストーブと薪があるかどうかの差は
 災害対策の観点からみても決して小さなものではないと思います。

 中長期的には、森林資源を抱える日本に適したエネルギー転換を
 図っていくことが、また災害にも強いまちづくりに結びつくと
 誰もが確信しているのではないでしょうか。

 今回の災害をきっかけに、既存の都市計画や都市機能が見直され、
 地域の自然を活用しながら水、食料、エネルギーの自給に取り組む
 人々やまちづくりのネットワークが、広がっていくことでしょう。

 気候風土が多様な日本では、それぞれの地域に根ざしたエネルギーを
 活用する社会の姿は様々であり、それが本来の姿かもしれません。


 未曾有の災害からの一日も早い復興が求められる時です。
 以前の社会に戻るのではなく、新たな社会づくりをおこなう時です。

 エコ村もそうですが、持続可能な社会づくりに終わりはありません。
 重要なことは、まちづくりはプロセスであるということです。

 他者を批判したり、あげあしをとったり、
 自分の考えを押し付けてばかりでは、何も生まれないし変わりません。

 幸いにも災禍を免れることができている地域であるからこそ、
 自ら実践を続けていくこと、実践の輪をつなげていくことに集中する
 そんな姿勢が平常時にも災害時にも一貫して大切なことだ、

 そう強く感じる小舟木エコ村現地より4月号をお届けします。

--  もくじ  ----------------------------------------------------

[1] 小舟木エコ村づくりの現場から

―○3/26,27OPENHOUSEご来場と義援金協力ありがとうございました!―

―○小舟木の風景2010 -風景づくり事例集- が発行されました――

[2] 小舟木エコ村イベント情報

─◇週末に入居説明会開催中です@地球の芽現地案内所─――───―


[3] 地球の芽VOICE ―わたしが変わる。世界が変わる。 ――――――

─○「人がいる限り」  (野田由美)──────────────


[4] その他の新着情報

─◇NPO百菜劇場 2011年度農の連続講座はじまります────────


─◇4/2(土)3(日)flying-Cオープンハウス in 守山  ──────


----------------------------------------------------------------
 [1]  小舟木エコ村づくりの現場から
----------------------------------------------------------------

―○3/26,27OPENHOUSEご来場と義援金協力ありがとうございました!―

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 義援金ご協力のお礼 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 会場にて「東北地方太平洋沖地震」の募金にご協力くださった
 皆様、ありがとうございました。わずか11時間で5,415円が
 集まりました!「株式会社地球の芽 イベント参加者」名義で、
 近江八幡市に届けさせて頂きます。被災地の皆さんの少しでも
 役に立ちますように!!

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

▼オープンハウスの詳しいご報告はコチラ
http://www.chikyunome.co.jp/blog/chikyunome/ecovillage/2011/03/post_90.html


―○小舟木の風景2010 -風景づくり事例集- が発行されました。―

小舟木エコ村に土地を所有する人々で構成される小舟木風景づくり協定
運営委員会。その中の有志の方が集まって、小舟木の風景2010が、発行
されました。住んでいる方々のご家庭での取り組みが紹介されています。

敷地境界のデザイン、緑のカーテン、自然材料を工夫した柵やフェンス、
雨水タンクやコンポストの事例がちりばめられています。

小舟木エコ村でこれから生活を始める人、すでに始めている人にも
役に立つ資料になっています。


「私たちの暮らしが、小舟木の風景となります。」

持続可能なライフスタイルの実践を一歩一歩積み重ねながら、
モデルとなる風景が育まれることが楽しみな事例集となりました。

発行に携わられた皆様の気持ちが伝わってきます。
発行作業、お疲れ様でした!

近々、ウェブサイトでもご紹介できるかもしれません。
お楽しみに!

----------------------------------------------------------------
 [2]  小舟木エコ村イベント情報
----------------------------------------------------------------

─◇週末に入居説明会開催中です@地球の芽現地案内所───────

 小舟木エコ村に入居を検討中の方に、まちづくりのコンセプトや
 風景づくり協定の具体的な内容、防犯カメラやパトロールの仕組み、
 駅までのアクセスや市民バスのダイヤなど、近江八幡の生活に関する
 情報をご説明させていただいております。

 お気軽にお越しください!

 ご予約はコチラまで:0120-448-788(9:00~17:00)


----------------------------------------------------------------
 [3] 地球の芽VOICE  ― わたしが変わる。世界が変わる。―
----------------------------------------------------------------

─○「人がいる限り」 (野田由美)───────────────

この春、小舟木エコ村のまちづくりは、
また新たな一歩を踏み出しました。

「小舟木エコ村自治会」に遅れること丸二年、
もう一つの住民自治組織「小舟木エコ村風景づくり協定運営委員会」の
代表者が、居住者の中から選出されたのです。

2007年11月、協定の制定と同時に、この委員会が発足して以来、
三年と数ヶ月の間、代表者は地球の芽の代表が務めてきました。

いよいよ居住者の方へとバトンタッチ。
居住者主体のまちづくりへと、本格的な移行が始まります。
協定の策定、運営を通して深くまちづくりに関わってきた私にとっては、
感慨深い瞬間でした。


思えば、ここに至るまで本当に長い道のりで、
嬉しいことも苦しいこともいろいろありました。

一番辛かったのは、周辺地域に住む方や見学に訪れた方から、

「『エコ村』と名がついているけれど、
 いったいどこが『エコ村』なんだ?ただの分譲地ではないか?」
「当初言っていた内容と全く違うよね。」

などとささやかれたことです。

時には声を大にして叱咤され、
どれほど涙を呑んだことか分かりません。

私だけでなく、地球の芽の他のスタッフも、
NPO法人エコ村ネットワーキングの関係者も、
小舟木エコ村に住む方も....

エコ村づくりの経緯を知る人ほど、
当初の計画と現在の小舟木エコ村の姿とが、
異なることを知っているはずです。

もちろん、その時々最善を尽くしての結果なのですが、
それでもこの違いをどう捉えれば良いか、

「小舟木エコ村は『エコ村』ではないのだろうか...?」と

悩んだことは一度や二度ではないのではないでしょうか。


確かに、
目指していたものにはまだまだほど遠いところもあるのです。

でも、私は、今は自信を持って
「小舟木エコ村は『エコ村』です。」と言うことができます。

なぜなら、このまちには、
自分の暮らしと、周りで一緒に住む人たちをしっかりと見つめ、
「持続可能で気持ちよい暮らしをしたい。」と、
自ら動き始めている方たちがいることを知っているからです。

・庭の菜園で野菜づくりを楽しみ、
 「この種、もらってきたの。
 たくさんあるから分けて植えましょうよ。」と
 お隣さんに声をかけるKさん

・「庭で出る有機物は全て菜園に戻そうと決めたんです。」と
 黙々と堆肥づくりに取り組むTさん

・電気自動車カーシェアリングのしくみを作って運用を始めたTさん

・滋賀県の山の木で公園のベンチを手づくりした
 自治会役員のUさんと有志の皆さん

・「小舟木エコ村の、みんなの暮らしから生まれる風景を
 写真集としてまとめよう、まちのみんなに広めよう。」と、
 休日を割いて撮影、編集に臨んだ編集委員の皆さん

・夏の暑い盛りも雪の中も... 毎日、通学路に立ち、
 児童の登下校を見守るKさん

・「子ども達が自ら企画運営する子ども会を」と
 活動の中で「子ども会議」を企画開催し、
 子ども達の活動を温かく見守ってきたお母さんたち

・「皆のふるさととなるような、風情あるいいまちを作ろう。」
 と、過渡期の風景づくり協定運営委員会の代表者を
 引き受けて下さったOさん

・「小さな子どもさんのいるお家など、菜園づくりに
  手が回らない方がいたら、喜んで手伝いに行くのに...」
 と語るKさん

 →この声がきっかけとなって、今年度、まちの中に
 「菜園サポーター」のしくみを作っていくことになりました。

他にも数多くの方の顔と、地に足の着いた行動の一つ一つが
思い浮かびます。

そして、こうした方たちに共通するのは、
周りに住む人々に対しても、とても優しい眼差しを
持っていらっしゃることです。

きっと、何かを始めてみると一人では大きな力にならないこと、
やってみても面白くないことなどを実感されるのでしょう。
それが周りの人々への気遣いとなって現われるのかも知れません。

みんなみんな、かけがえのない小舟木エコ村の人々です。

何をもって「エコ村」と言うのか?
いろいろな見方があると思います。

見方の違いはあって当然だと思いますし、
これは私が考える「エコ村」です。


「エコ村は人」、これまでも幾度となく考えてきたことですが、
今回の東日本の大震災を経て、殊更強く思うようになりました。

震災後、日が経つに連れて、
報道の内容が少しずつ変わってきています。

深い悲しみ、極度の緊張、疲労の中にありながらも、
お互いに励まし助け合って生きる人々の、
様々な様子が取り上げられるようになりました。

まだ幼稚園に通うくらいの幼い子どもが
健気にも懸命に何かに耐え、遠くを見て心を決めているような、
静かな表情にも出会いました。

そんな様子を見るにつれ、
人が、これほどまでも強くたくましく、優しいのだ、と知り、
心を打たれています。

そして、人の思いと知恵がある限り、きっと再興が叶う。

しかも、
これまで以上に健康で安心して暮らすことのできる地域ができる、
と強く思うことができました。逆に私が勇気づけられるほどです。

被災地の話と、平穏な日常生活が続く小舟木エコ村でのことを
比べてものを言うことなどできません。

でも、語弊を恐れずに言うと、

「どこへ行ってもどんな時もまちは人。
 それ以上でもそれ以下でもない。」

という気がしてならないのです。


私の、地球の芽のスタッフとしての小舟木エコ村での役割は、
今後、時間と共に減っていくことになるでしょう。

小舟木エコ村にご紹介したような方たちが住んでいる限り、
当初目指していたところに近づける日が、きっとやってくると思います。

そう信じて、今年は私個人として今後、

「自分が、まちの人々のために何ができるか?」を問い、

新たな関わり方を探っていきたいと思っています。

                          (野田由美)

----------------------------------------------------------------
 [4] その他新着情報
----------------------------------------------------------------

─◇NPO百菜劇場 2011年度農の連続講座はじまります────────

小舟木エコ村をフィールドに活動を展開してきたNPO百菜劇場。
エコ村発のNPOが、2011年から近江八幡市北之庄に活動拠点を移します。

今年度は北之庄沢のほとり、
自然に囲まれた広~い畑での講座となりますので
そんな環境も楽しみにお越しください。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇日 時:2011年4月16日(土)9:00~11:30
◇場 所:近江八幡市北之庄町(地図)
     *駐車場については事務局にお問合せください
◇講 師:森田清和さん(ユリサファーム)
◇定 員:20名(要申込み)
◇参 加:500円(資料・お茶代込み・小学生以下無料)
◇持ち物:作業しやすい格好・長靴・軍手・タオル

◇お申込・お問合せ:NPO法人百菜劇場事務局(根津・広部)
          Tel・Fax:0748-32-2820
          Mail:info【アットマーク】100seeds.net

▼詳しくはコチラ
http://blog.100seeds.net/?eid=1275965

▼百菜劇場サポーター2011募集!
http://blog.100seeds.net/?eid=1275964

─◇4/2(土)3(日)flying-Cオープンハウス in 守山  ──────

アキムラ フライング・シーのブログ「家の日記」、
もうチェックされましたか?
 http://www.flying-c.co.jp/blog_news/2011/03/423.html
普段見ることの無い現場を覗くことが出来るのでワクワクします。

さて、3月に引き続き、新しいお住まいが守山に竣工します。
オープンハウスが開催されますので、お時間のある方はぜひご参考に、
足をお運びください!

◆日時/4月2日(土)、3日(日)10:00-17:00
◆場所/滋賀県守山市小島町
 ※現地詳細はお問い合わせください。地図をお渡しいたします。

 株式会社アキムラ フライング・シー  一級建築士事務所
 〒524-0101 滋賀県守山市今浜町2530-1
 TEL:077-584-3111 FAX:077-584-3113 営業時間:AM10:00 - PM5:00

- akari -

 旅館の様にどこかほっとするおもてなしの空間。
 訪れた人や家族をあたたかく迎え入れてくれます。
 無垢のフローリング、
 木製の製作建具などの素材感
 落ちついた色合いや要所で感じられる和の雰囲気。
 灯りのぬくもりがやさしく包みます。


ゼロからスタートしたお家づくり完成しました。
お引き渡し前の貴重な機会となっております。ぜひお越し下さい。

※当日、混み合う時間帯においてはご案内まで少しお待ちいただくことも
 ございます。
 時間などの都合のあるかたは事前のご予約をおすすめいたします。

▼Flying-Cのウェブサイトはこちら
 http://www.flying-c.co.jp/blog_news/2011/03/423.html

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
政府の増税には反対するけれど震災には積極的に寄付をする。国や地方
に税金を払うより、市民の善意が大きな力を生み出すかもしれません。
国も地方も役人も議員も黒字化するまで賞与は出さないぐらいの覚悟で、
国難に当たって欲しいと思います。民間の善意と努力を邪魔しない政治
のあり方を私たちも選択する時代が来ていると思います。それにしても
福島原発は、住宅の計画で協働しているETH(スイス連邦工科大学)
の友人ヨークさんやヴァルヴァウム教授など、海外の研究者も大変心配
をされています。すでに東京大学や法政大学と共に、寄付金で賄われる
非営利事業を東北地方で展開する準備を始められているということです。
短期的なsurviveのための措置ではなく、中長期的に地域をrebuildして
いく内容とのことです。私達の住宅の取組みがモデルとして位置づけら
れるそうです。社会目的に通用する事例となるよう、一日も早く私自身
のエコ村活動の集大成となる実践を形にしたいと思います。(飯田航)
────────────────────────────────
※このメールは「小舟木エコ村ニュース」のメルマガ登録をされた方の
ほか www.kobunaki-ecomura.com からお問合せいただいた方にお届けし
ております。
▽配信を希望されない方はお手数ですが配信停止をお願いいたします。
www.chikyunome.co.jp/company/mail.php
────────────────────────────────
◆お問い合わせ◆
小舟木エコ村ニュースの内容やサービスに関するご意見、ご感想、情報
の投稿などはinfo@chikyunome.co.jpにてお待ちしています!
────────────────────────────────
発行 (株)地球の芽
〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町170
tel 0748-33-7522 / fax 0748-33-8686
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)Chikyunome Inc. All rights reserved.
掲載内容を印刷物・ウェブ上で複製・転載される際はご連絡ください。
お知り合いやMLへのメールでの転送は大歓迎です。
株式会社地球の芽|0120-448-788 受付時間:午前9時~午後5時(木曜定休、夏期・年末年始を除く)