---------------------------------------------------------------- * * * * * 2009/12/08 小舟木エコ村ニュース 第72号 * * * * * ---------------------------------------------------------------- こんにちは、地球の芽 です。 2009年も大変お世話になり、ありがとうございます。 さぁ、振り返りの季節がやってきました。 様々な出来事や出会いを通じて、どんな自分を見つけたでしょうか。 入居者が120世帯を超えた小舟木エコ村では、 住まい手による、生活に密接したテーマでの コミュニティ活動が始まっています。 風景づくり協定の取組みも運用が重ねられていく中で、 より関心が高まってきています。 環境にできるだけ負荷をかけない自然共生型の暮らし。 コミュニティそのものが持続可能であるまちづくり。 この2つの目標に向けて 小舟木エコ村がもっとエコ村になっていくための活動が、 住まい手の中で育ってきた1年になりました。 そして、まちづくりがもっと面白くなる。 そんな期待感が高まっている小舟木エコ村現地より 2009年12月号をお届けします。 ---------------------------------------------------------------- -- もくじ ---------------------------------------------------- [1] 小舟木エコ村づくりの現場から ○公園の「小さな森」に新たな木が加わりました! ~第二回植樹祭報告~ (11/15) ○オフィスの落花生 掘りました。 (11/23) ○白鳥川のクズを採りにいきました。(11/28) [2] 小舟木エコ村イベント情報 ◇12/12(土) 2009年最後の百菜劇場一日マーケット! [3] 地球の芽VOICE ― わたしが変わる。世界が変わる。― ○「目指せ、ゼロエミッションハウス」(飯田 航) [4] その他の新着情報 ◇近江八幡市湖国エコハウス、いよいよ着工いたします! ◇12/29(火)~1/4(月) 年末年始休業のお知らせ ---------------------------------------------------------------- [1] 小舟木エコ村づくりの現場から ---------------------------------------------------------------- ─○公園の「小さな森」に新たな木が加わりました! ─────── 冬の便りがちらほらと聞こえてきた11月15日(日)、 小舟木エコ村では、昨年に続き植樹祭が開催されました。 前回は地球の芽がまちびらきを記念して企画・準備をしたのですが、 今回は、自治会主催の交流イベントとして開かれ、 小舟木エコ村自治会の秋の清掃活動終了後に、希望者が集いました。 用意された苗木は11種類、40本。どれも滋賀県の山に育ち、 地域に棲む虫や鳥たちとも相性の良い「ふるさとの木」です。 夏に清楚な白い花を咲かせるリョウブ、 秋に艶やかな色に染まるヤマモミジなど、 昨年はなかった種類の木も加わりました。 植樹祭の終了後には、温かい豚汁と、 秋の味覚サツマイモの炊き込みご飯が振る舞われました。 曇天の中、冷えた体に染みてくるおいしさでした。 この日の自治会の役員の皆さんのご活躍ぶり、 そして、厚意で集まり、温かい料理を作って下さった方たちの様子を 拝見していると、一年前とは違う、活力と清々しさを感じました。 この清々しさはどこから来るのだろう? 一人一人が持てる力を少しずつ出し合い、気を配り、素早く動き、 そんなところから来るのでしょうか。 「これからの小舟木エコ村がもっと楽しみになる。」 そんなひとときを共有させてもらえたことを、嬉しく思います。(西山) ▼第2回植樹祭の様子はコチラ http://www.chikyunome.co.jp/blog/chikyunome/projects/2009/11/post_113.html ─○オフィスの落花生 掘りました。(11/23) ────────── こんにちは、今年初めて落花生を育てた廣部です。 先日、ついに落花生を掘りました。 葉っぱはずっと元気でしたが、 本当に土の中に実がなっているのか、 初めて育てたので、あまり自信がありませんでした。 さっそく掘ってみると・・・ お!落花生 ▼続きはコチラ http://www.chikyunome.co.jp/blog/chikyunome/ecovillage/2009/11/post_72.html ─○白鳥川のクズを採りにいきました。(11/28)────────── 11月28日、小舟木エコ村推進協議会主催の ふるさとの自然発見ワークショップ 「白鳥川のクズでリースづくり」 の第1回目が開催されました。 リースの土台の材料となる、「葛(クズ)」という植物を採りに みんなで小舟木エコ村の隣を流れる白鳥川へと出かけました。 木枯らしの吹く一日でしたが、小舟木エコ村の住民さんを中心に 大人11人・子供5人の参加者が集まりました。 ◆クズという植物 クズという植物の名前を聞いた時、 私は和菓子の「葛きり」や「葛まんじゅう」を思い浮かべました。 これらは、クズの根から取れるでんぷん質によって作られるそうです。 また、風邪のときにお世話になる漢方薬の「葛根湯」もその字のとおり、 クズの根を干したものが原料となっているそうです。 かつて馬や牛などの家畜のえさとしても重宝されていたそうですが、 今ではあまり活用されず、やっかいな雑草として、生い茂っています。 ◆白鳥川へ 白鳥川の土手にも、クズが勢いよく生い茂っています。 しかし、勇敢な参加者たちは、より長いつるを求めて クズの茂みの中に入っていきました。 ▼勇敢な参加者のクズの茂みでの奮闘の様子はコチラ http://www.chikyunome.co.jp/blog/chikyunome/ecovillage/2009/11/post_74.html ---------------------------------------------------------------- [2] 小舟木エコ村イベント情報 ---------------------------------------------------------------- ─◇12/12(土) 2009年最後の百菜劇場一日マーケット!───―── 今年最後の百菜市場1日マーケット、まもなく開催です! 地元の作り手の皆さんが、自慢の品々を持って集まります。 素敵なものを探しに、魅力的な人に会いに、ぜひ遊びに来てください。 ◇日時:2009年12月12日(土) 10:00~14:00 ◇場所:小舟木エコ村 センターエリア (滋賀県近江八幡市小船木町745ー6) ◇出店予定者: ・くろだ農園 農薬と化学肥料を使用しないで栽培した野菜。 小松菜や水菜など、葉もの中心になります。 ・3・mix 布小物・編み物・子供服など、 1つひとつ心をこめて手づくりしています。 ・ナチュラルスイーツ&旅のお茶 Ruwam 穀物と豆乳、野菜、ドライフルーツが主役の ベジタリアンスイーツ。卵や、乳製品、白砂糖を 使わない素朴なおやつたち。akiが愛する旅の香りもちらほら。 異国なおやつも登場です。 ・Le Jardin Blanc 季節のお花を集めて寄せ植えに。 クリスマスやお正月の玄関飾りにいかがでしょうか? ・ガレージ パン日和 かみしめると、とても味わいのある もっちりした天然酵母パン。 ・ガラス工房 宙 sora 廃瓶を原料とし環境への配慮を積極的に進めているガラス工房。 ECOな吹きガラスによる普段遣いの器や花器など。 ・さちこのお菓子 国内産や有機栽培の材料を、保存料や添加物を 一切加えずつくったお菓子です。 ・生活クラブ生協 あったかみせ 生活クラブの商品を使った ほっかほかのおでんと豚ソテー ・ancle 手作りビーズアクセサリー。その日の服に合わせて さまざまなおしゃれを楽しんでみませんか? ・AKIRA WOODWORK 日々の暮らしの中に溶け込む木工品。 テントにて、クリスマスツリーづくりも企画! カッターで削ったり色を塗ったり。1時間弱で完成見込。 2000円程度 ・Wild Kitchen 石窯で焼いたどっしりパン ・ちきゅう食 創作インディアンカレーとチャイ。全てのメニューに 動物性食品、化学調味料は一切使用せず、植物性食材だけで 作っていますので、ヴィーガンの方でも食べていただけます。 (以上、12月3日現在の情報です。) ◇お問合せ:百菜劇場(担当:高田) TEL:0748-33-7522 E-mail:info@100seeds.net ※マーケットに出店希望の方、お気軽にご連絡ください! 折り返し、募集要項をお送りいたします。 ▽マーケットの最新情報はコチラ http://blog.100seeds.net/?eid=1162671 ---------------------------------------------------------------- [3] 地球の芽VOICE ― わたしが変わる。世界が変わる。― ---------------------------------------------------------------- ─○「目指せ、ゼロエミッションハウス」(飯田 航) ―───── 以前、ドイツから滋賀県立大学に留学していたヨークさんのつてで、 ドイツのパッシブハウス*1を訪れることができました。 パッシブハウスというのは、ドイツの民間シンクタンクである 「パッシブハウス研究所」が定める厳しい省エネ基準をクリアした 認定をうけた住宅のことです。 よくいわれるパッシブデザインの家を指す言葉ではありません。 パッシブハウスという認証を獲得するためには、 1.躯体性能は年間冷暖房負荷が各15kwh/m2以下 2.家電を含めて冷蔵暖房・除湿、給湯、照明、換気に関する その建物での年間一次エネルギー消費量が120kwh/m2以下 3.気密性能は50パスカルの加圧・減圧時の漏気回数が気積の0.6回以下 という条件を満たす必要があります。 この仕様で新築や改修する際に必要なコストの上昇分にも制限があり、 コストコントロールの責任も設計士に求められるそうです。 道中お世話になったヨークさんによれば、 「パッシブハウス基準をクリアすることを望む施主が増えていて、 設計者の『どんな住まいをご希望ですか?」という質問に対して 『パッシブハウスをつくりたい』と回答する施主に出会う時がある。 でも、そういう時は、『パッシブハウスをつくりたい』では、 回答になっていないことをまず施主に確認するんだ。」 という話をしてくれました。 お施主さんの住宅を建てる目的が「省エネ」やCO2ゼロエミッション にならないようにすることも、設計者の役割なんだそうです。 あくまで、 どんな人生を送りたいか、また心地よさというものは人それぞれで、 それを考えるプロセスが住まいづくりのベースにあるわけです。 実は、パッシブハウスを希望する理由の第1位は快適性だそうです。 つまり、パッシブハウスというのは気持ちのいい家ということです。 そしてそれは、満たして当然のことだとヨークさん達は言うのです。 環境への配慮や、ランニングでみた経済性ということ以上に、 住宅が備えるべき基本的な性能をクリアした結果の快適性が、 省エネ住宅の普及に最も有効だという何よりの証明と思います。 ちなみに、先日EUが2021年以降、新築の建築物は CO2ゼロエミッションとすることを定めました。 ヨークさんは、ここから先に本当の壁が待っていると話してくれました。 「ゼロエミッションを達成する水準まで、 性能を上げることは技術的に可能。 問題は、パッシブハウス基準をクリアした家と、 CO2ゼロエミッションハウスの快適性は体感的に ほとんどわからないレベルだということ。 これ以上コストをかける理由は「気持ちよさ」以外の何かになる。 それが何によるのかはまだハッキリしていないと感じている。 現段階では運用段階でオフセットすることは考慮されていない。 建物が単体でCO2ゼロエミッションという基準をクリアするためには 何らかの政策的措置が必要なことだけはわかっているんだけど。。。」 最後の壁に最初に到達したヨーロッパの国々が どのように突破していくのか、その動向に注目していきたいと思います。 目下、小舟木エコ村でも近江八幡市エコハウス事業が進んでいます。 日本の住まいが備えてきた、 外と内とをつなぐ縁側や軒といった中間領域。 採光や通風など自然の力の活用。 四季を存分に愉しむしつらえ。 将来プラン変更可能な居室構成や建物躯体。 こういう要素は超高断熱、高気密住宅と共存できるはずですが、 相反するものとして決めつけられているように感じる時があります。 温熱環境の快適性を設備に頼らず高いレベルで確保することが、 いつのまにか日本らしさや人間らしさの問題にすり替えられてしまう、 そんな気がすることは少なくありません。 まだまだ、ドイツやスイスのように 温熱環境は高いレベルでクリアされて当然という領域には 達していないのだと思います。 日本でもパッシブハウスやCO2ゼロエミッションハウスを実現する 気運がもっともっと高まっていくことを期待します。 (飯田 航) *1 日本で唯一のパッシブハウスが鎌倉に建設されています。 キーアーキテクツの森みわさんという方が、計画に携わられた経過を 書籍として出版されています。 ▽キーアーキテクツ(森みわさんの事務所) http://www.key-architects.com/index.html エコ村の住まいづくりでお世話になっている松尾設計室の松尾和也さん の紹介で、パッシブハウスの存在を知ることができました。 この場を借りて御礼申し上げます。 ▽松尾設計室 http://www.matsuosekkei.com/ ---------------------------------------------------------------- [4] その他新着情報 ---------------------------------------------------------------- ─◇近江八幡市湖国エコハウス、いよいよ着工いたします!───── http://www.kokoku-ecohouse.net/ 去る11月13日に設計プラン公開セミナーが開催されました。また12月1 日の工事入札を経て、施工業者が確定いたしました。今後も現場見学会 など公式ウェブサイトにてお知らせして参ります。各種イベントの報告 も随時アップしてまいりますので、どうぞ引続きご注目ください! ─◇12/29(火)~1/4(月) 年末年始休業のお知らせ ─────── 今年も本当にありがとうございました。上記期間中、地球の芽は駅前セ ンター、現地案内所とも休業します。皆様にはご迷惑をおかけいたしま すがよろしくお願いいたします。2010年最初のイベントは1月16日、17 日に予定しております。凧づくりの企画です。お楽しみに! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】先月号にお返事を頂きましたのでご紹介します。 「関係を取戻す、とは、関係の多様性を取戻す、ということではないか。 それは存在の多様性と密接に関わっている。関係の多様性を省略して きたのが近代化。個々の関係を絶つ、あるいは、存在を同質化する。 そういうことをずっとやってきた。それでなければマスプロダクショ ンはできなかった。これからは、その逆のことをしていかなければな らないのでしょう。存在はもともと一つ一つ異なる。その異なる存在 を認め、つないでいく。失われた価値を再発見する。そのことをどう 発信していくのか。更に勉強と実践を重ねてください。」(飯田)


