地球の芽 建築条件付き宅地 で数々の設計を手がける松尾設計室のオープンハウスが行なわれます。
◇日 時:5月27日(日) 10:00-17:00 (予約制)
◇場 所:滋賀県野洲市
◇主 催:有限会社松尾設計室 http://www.matsuosekkei.com/
株式会社秋村組
◇ご予約・お問合せ先:
(有)松尾設計室
兵庫県明石市西明石北町1丁目3-20エルコーポ88 2F
TEL:078-928-4777 FAX:078-928-4838
mail:matsuo@matsuosekkei.com
ご予約をいただいた方には、地図が掲載されたホームページのアドレスをお伝えいたします。
地図を印刷してご来場お願いいたします。
また、上記日程以前の平日もご案内が可能な日程がございます。
見学をご希望の方は、㈱秋村組:岸本までご連絡お願いいたします。(0748-33-7522 岸本)
【今回のオープンハウスの概要】
■立地条件
T邸は昔ながらの入母屋の和風住宅が立ち並ぶ地域の中で、周囲が田んぼに囲まれているという風光明媚な場所です。敷地からは真南に田んぼ越しに神社を囲う森を眺め、東にはこれまた田んぼ越しに近江富士と呼ばれる山を眺めることもできる最高の眺めです。
御施主様は先祖代々この地域にお住まいで真向かいには生まれ育った本家があります。
今回の家を建てるにあたり、この街並みに調和することを第一に求められました。しかしながら、内部は伝統的な続き間のある和風住宅ではない自由な空間にしたいとのことでした。
■外観・間取り
和風住宅の外観の根幹を成すのはなんといっても屋根形状です。今回の住宅は南、西、北の3面から外観が非常によく見える住宅でした。よってその3面のどの方向から見ても和風である感じを醸しだすために、1階は四周ぐるりを屋根で囲うプランとしました。
東南東の方向にLDKを設けましたが、この部分は2階が乗っておらず、下屋となっています。しかし、かなり広いLDKであること、和風住宅の外観を重視したため軒高を低めに設定したこともあり、平らな天井にするとかなり低さを感じてしまいます。そこで屋根なりの勾配天井としたのですが、上部にはバルコニーも乗っています。このあたりは実物を見ていただかないと分からないのですが、一般的には不可能であるような構造を設計上の工夫で強度を保ちながら柱なしで実現しました。
家の中央部には吹抜がありますが、ここを通じてLDKと2階はつながっています。
広い家ではありますが、家中全てがつながっている感じで常に家族の気配が感じられます。またこの吹抜にはちょっと高いところに梁を2本通しています。そこには昇降式の物干し金物があり、部屋干し時には邪魔にならずに洗濯物を干すことができます。それと同時に1階の奥の方まで光を届けることも可能としています。
この吹抜を中心に1階は周囲がぐるりと回れるような計画となっています。こうすることで使いやすさとプライバシーを両立させています。
和風の外観にしたいということから周囲をぐるりと屋根で囲いました。こうすることで外観はきれいになりましたが、普通ならバルコニーを確保することができません。それを非常に特殊な設計手法を採用することで実現しています。しかも広さも6.5帖程度もありかなり広くなっています。ただし、このバルコニー2階の床面より高い位置に設置しています。
現地を見ていただければ分かりますが非常に不思議な空間となっています。
最上部は固定階段で上がれる小屋裏収納を設けました。天井は低いですが8帖分もあるので季節物や箱物などはここに入れておくことで1,2階は広くスッキリと過ごすことができます。緩やかな固定階段なので普段使いもOKです。
■住宅の性能
最後に性能面です。これだけの大空間かつ吹抜があるにも関わらず耐震等級は最高レベルの3をクリア。大手住宅メーカーを大幅に上回る断熱性気密性を確保したこと、南面からの日射取得を重視して設計したことから、エアコン2台で家中を20℃に保てるほどの性能です。しかも、このエアコンは床下に暖気を吹き出すようになっているので床はもちろんのこと、トイレや洗面所、玄関までかなり暖かくなります。にも関わらず、電気代1/3の深夜電力の時間帯でベタ基礎を温めることで昼間は暖房を切っていても十分に暖かさを維持できるくらいです。この方式であれば真冬に全館暖かく保っても暖房費はプラス6000円以内くらいで納まる計算です。
更に、かなりコストを抑えた太陽光発電を掲載することで、10年程度でかかった原価を回収できる計算です。10年目以降は毎年17万程度のお釣りが帰ってくる予定です。
要するに非常に快適に住みながらしかも経済的な家になっているということです。
夏に関しても南面は大きく開口を取りながら、その他の面はできるだけ開口を小さくすること。また屋根の断熱性を高くすることで一般的な家よりもかなり涼しくなるように設計しました。まわりも田んぼですし、基本的にはエアコンはなくても過ごせるくらいにしていますが、どうしても耐えられないときのために、小屋裏に冷房用のエアコンを1台だけ設置しています。この冷気はファンによって各部屋に配ることができるようになっています。通常なら部屋の数だけエアコンが必要なので逆にこれはコストダウンにつながりますし、室外機で外観が汚くなることもありません。
このように見所が非常に多いのがT邸です。御施主様のご好意により1日だけのオープンハウスとなります。是非この機会にご覧下さい。

