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ぐららっ、と揺れているのは?

建築界が揺れています。

大きなものをつくるときは、たくさんの人の手がかかり、
そしてできたものは、たくさんの人のものになる。
この「たくさん」というのが曲者で、
ひとりひとりの人の集まりなのに、
「たくさん」になると、人の気が薄くなる気がします。

大きなものを効率よくつくるためには、分業体制をとり、
それぞれの分野のプロが、仕切られたフィールドを任され、
その中で自分の責任を果たします。
でも。
自分の役割が何とどうつながっているのか、
全体のつながりが見えていないとおそろしいことになる。
人が人と組んで人のためにつくっているものが、
どこかで「もの」だけの取引に摩り替わってしまう、というような。
人は「もの」を信頼して買うのではなく、それ以上に、
つくる人を信頼し、売る人を信頼して買う、
そういうものなのに。

ものが大きくなればなるほど、つくる人と、売る人と、買う人とのあいだに隙ができ、
不純物が入り込みやすくなるのかもしれません。
今は、そのざっくりとした隙が押し広げられて、
不純物を吐き出そうとしているところだと想像しています。

自分のやっている仕事が何とどうつながっているのか、
それをイメージできないような仕組みの中では、何をつくってもだめだ・・。
今起きている問題は、単に建物の構造だけでなく、
人と人、人とものがつながる構造が、今にも崩れそうだと示唆している気がします。

私も、わが身に置き換えて、自省しました。
ここ最近、日常生活の中で、自分のしたことのいちいちが
何につながっているのか想像する訓練をしています。
食べたもの、捨てたもの、買ったもの、見たもの、見られたもの。

つながりの中で自分が生きている、生かされていることに気付いたら、
小さなことでいちいち落ち込まなくなりました。
こんなブログがはやるのも、皆が何かとつながっていたい気持ちの表れなのかな。
つながりが見えにくい状態の中で、
つながりたい気持ちだけが放浪しないように。

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