3月1日、4回目の地球の芽サロンを開催しました。
テーマは、私達が小舟木エコ村で提案している、
『食べられる庭づくり』。
ゲストは、滋賀県の農業改良普及員として約40年もの間
果樹生産の指導を行っていた、森利次さんでした。
滋賀の気候と果樹を知り尽くした森さんのお話は、
すべて、ご自身の経験に基づいたものでした。
その一部をご紹介したいと思います。
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◆まず、森さんが、どうして食べられる庭づくりをすすめているのか、
その想いを語っていただきました。
私は、若嫁に「外食は努めてするなよ」と言っています。
消費者は、スーパーへ買い物に行くと、注意深く生産地を見て、
できるだけ国産の安全な食材を選びます。
ところが、外食をするときは、それがどこの食材かは
全く把握していないのです。
そういうものを食べてはいけないと思います。
また私は、病気は栄養摂取のアンバランスからくるものだと
信じています。植物もそうだからです。
「これが欠けたから、こういう病気になった」という原因が必ずあります。
だから、一つでも多く、
自分でいろんなものを育てて、食べてほしいと思います。

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◆続いて、森さん流の庭づくりのポイントを教えていただきました。
・放任的果樹のすすめ
ブルーベリーの産地は海外です。
ところが同じような木が滋賀の山にも生えている。
「シャシャンボ」と言うのですが、ブルーベリーと見た目も味も同じ。
家庭では、そういう手のかからない放任果樹がよい。
ヤマモモ、アキグミ、ザクロ、ブラックベリー、ラズベリー、アケビ、ムベ、
などがある。
※ザクロは、実が大きくて甘い、「カリフォルニア」という品種がおすすめ。
種ごとカリカリ食べられる。
ナツミカン、キンカン、カキ、ウメ、スモモ、クリは、少しだけ防除が必要
だが、ほぼ放任で育つ。
・有機栽培について
「すいかには油かすがいい」と言われている。
でも、すいかが油かすを食べるわけではない。
油かすは有機物で、有機物が分解されて、
窒素、リン酸、カリなどの無機物になる。それが植物の栄養になる。
有機肥料のいいところは、土を改良する、というところ。
効果が緩慢で、肥え当りがない。
化学肥料は、窒素、リン酸、カリなど、特定の物質だけど、
有機肥料は、カルシウム、マンガンなど、微量要素も
土に還元するところもいいところ。
・日当たりについて
果樹は、日当たりがいいことが条件。
果樹を植えて日陰ができたら、サンショウやミョウガ、ユキノシタ、ワラビ
など日陰を好む植物を育てよう。
・定植期について
落葉樹は11月~2月いっぱい。常緑樹は3月。
ただし、ポット苗であれば、花の咲く時期や、実のなる時期を避ければ、
いつでも大丈夫。
・果樹の条件
果物は、「つくれるかつくれないか」の問題ではなく
「つくるかつくらないか」にかかっている。
1.日当たりのよいこと
2.水はけのよいこと
3.風通しのよいこと。
という条件を整えれば、つくれる。
※水はけは、雨が降ったあと、4時間たって水がたまらないところは、
水はけが良好。
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◆ブルーベリーの鉢植えの実演も行いました。
ブルーベリーは、放任で育ちますが、最初に植える時の
土だけは気をつけなければいけません。
ブルーベリーを植える際は、pH5程度の酸性土壌にしなければ
いけません。
酸性度は、酸度計やリトマス紙で測定できます。
土は、腐葉土のみがよいです。
ブルーベリー以外の果樹は、酸性度を気にしなくても大丈夫です。
腐葉土と赤土を半分ずつ混ぜて使います。

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◆サロンに参加した皆さんからは、こんな感想をいただきました。
・森さんの体験・実践からの話は分かりやすく、おもしろかったです。
・森さんが、70歳とは思えないくらい、とってもお元気。
・果樹は日当たり・水はけ・風通し。
・何も分からない状態での参加でしたが、少し興味がわいてきました。
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森さんのユーモアの絶えないお話しに、
今回は、笑いの多いサロンになりました。
家で果物を育てるなんて、考えたこともなかった私も、
森さんのお話を聞いて、家でブルーベリーの鉢植えを始めました。
放任でも育つと聞いて、楽しみに放任しています。
(廣部)


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