G-project|株式会社地球の芽


vol.12 街路樹のはじまり

今回も型破りに、物事のはじまりでお届けしたいと思います。
日本の街路樹のはじまり。

日本の街路樹は、遡ること1200年以上、奈良時代にはじまります。
畿内七道(東海道、東山道、北陸道、山陰道、南海道、西海道、
山陽道)の駅路の両側には、なんと、「果樹」が植えられていたと
いうのです!続く、平安時代にも果樹の植栽は引き継がれます。
平安京の大路に、柑橘類が植栽されていた、という記録も
残されているとのこと。

歩くことしか移動の手段が無かった当時、
道端の果樹の存在は、旅人にとってどんなに有難いもの
だったでしょう。
枝葉は体を休める木陰を与えてくれ、
甘酸っぱい果実は、喉の渇きを潤し、疲れた体を癒してくれます。
時には餓えをしのぐ食料ともなったに違いありません。

気象緩和、大気の浄化、防火、目と心に潤いを与える等々、
今、街路樹には、当時とは違った様々な役割が期待され、
また、この時代の中で、その存在が見直されつつあります。
ただ、大事な視点が欠けているのではないかと私は思うのです。
生身の人間と樹木との直接のつながり。実感。
道が車のためのものになって、街路樹の存在が遠くなった。
今、多くの街路樹が、ただそこに立っているだけのもの、に
なってはいないでしょうか。

エコ村では、街路・公園・各家庭に果実のなる木を植え、
エディブル・ランドスケープ(食べられる風景)を実現しようと
いうことが、一つのコンセプトとして上がってきています。
道の考え方の見直し、コミュニティの見直し、そして、人間と
街路樹のつながりの見直し。
いろいろな変化が総合的に起こって初めて、このコンセプトは実現します。

道端に果樹が植えられていても、むやみにいたずらされることもなく、
みんなが安心して利用できる。そして、みんなが幸せな気分になれる。
そんな社会、コミュニティが構築できたら・・・
それは本当にすてきなことだと思いませんか?

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